タグ : 交響曲

金曜日、カラヤンが振るモーツァルト

激務の日でした。

5回のミーティングをこなし、その合間合間にデスクワーク。会社を出たのが22時半過ぎだったかな。

そんな、今日一日でしたが、カラヤン指揮モーツァルト 交響曲第29番、39番が心に残りました。

カラヤン晩年の指揮です。カラヤンのモーツァルト交響曲は、70年代のグラモフォン盤、EMI盤も好きですが、この最晩年の録音も白眉です。

今のモーツァルト演奏スタイルとは、異なっていますが、古き良き最後の時代の大編成のモーツァルト演奏ではないかなぁ。

カラヤンの余裕を持った指揮に、一糸乱れぬアンサンブルを繰り広げるベルリンフィル。そこから流れてくる音楽は、揚々と軽やかなモーツァルトの旋律を奏でます。

出来れば、このあと40番、41番を録音して欲しかった。

モーツァルト:交響曲第39番&29番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン)
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アーノンクールのベートーヴェン交響曲第7番

アーノンクール指揮のベートーヴェン交響曲全集をゲットしました。

演奏は、「ヨーロッパ室内管弦楽団」。そう「室内」管弦楽団です。

まずは、交響曲7番を(所謂「ベトシチ」)聴きいてみました。

非常に新鮮な印象です。いやぁ、驚きました…

普通のオーケストラが演奏する時より弦の数が少ないせいかもしれませんが、木管の柔らかい音色、金管の輝かしい響きが強調されています。その上、7番特有のハチャメチャなところを強調するように、打楽器の音も印象的。

しかしながら、それらの音が、この音楽を駄目にしているということでは決して無く、弦とうまく解け合い、「熱狂的な演奏」が「爽快」になされます。このバランスは、アーノンクールの指揮の賜でしょう。

通常の演奏だと、特に木管の音色は、他の楽器に埋もれてしまうことが多いので、そういった点でもこの演奏は気に入りました。

ベートーヴェンの時代って、オケは今のように大規模編成ではなかったと聴いているので、この演奏の方が当時を再現しているのかもしれません。

ピアノ曲に比べて交響曲はあまり聴かないのですが、このCDは愛聴盤になりそうです。

ベートーヴェン:交響曲第7番
ヨーロッパ室内管弦楽団 アーノンクール(ニコラウス)
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ベートーヴェン:交響曲全集
アーノンクール(ニコラウス) マルジョーノ(シャルロッテ) レンメルト(ビルギット) シャシング(ルドルフ) ホル(ロベルト) アーノルト・シェーンベルク合唱団
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ブルックナー交響曲第7番

久しぶりに、交響曲を通しで聴いてみました。
曲目は、ブルックナー交響曲第7番ホ長調。

ブルックナーの作る旋律は大変美しいのですが、「へびのような音楽」とも評されているように淡々と同じようなフレーズが続きます。しかしながら、それ故に、まったりと浸れることも確か。

私の聴いたCDは、指揮 ヘルベルト・フォン・カラヤン、演奏 ウィーンフィルハーモニー。
カラヤン最後の録音です。所謂「白鳥の歌」
音色が非常に美しい。磨きに磨かれている感じ。カラヤン&ウィーンフィルの面目躍如ってところでしょうか。

ブルックナー:交響曲第7番
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン)
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