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金曜日にゴールドベルク変奏曲と飲み

今日(正確には昨日)は、帰り際になって急に飲み会モードに。

会社近くの飲み屋で、宴会開始。プチ忘年会でした。

さて、本日印象に残った音楽は、バッハのゴールドベルク変奏曲です。
ピアノは、マレイ・ペライア。

そういえば、ゴールドベルク(ゴルトベルク)変奏曲といったら、グレン・グールドをばかりを聴いていた時期がありましたが、このごろはペライア盤やシフ盤を聴いてしまうことが多いですね。

自分の趣味が変化したのか、グールド盤をあまりにも聴きすぎたのか、レコード芸術 評論家の相も変わらぬ評論に反抗しているのか…

いずれにせよ、どの盤を聴いても、この曲のすばらしさを認識させてくれること、間違いありません。

バッハ:ゴールドベルク変奏曲
ペライア(マレイ)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル (2004-11-17)
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日曜日、ヤマダ電機とバッハと高音質CDに対する疑念

噂に聞く、ヤマダ電機の日本総本店というところに、家族で行ってきました。場所は、元三越池袋店です。

いやぁ、人でごった返していました。

そんな中、Windows7対応のノートパソコンが7万円台で売っていたので、家族用としてちょっと惹かれましたが、我慢我慢。
結局、音楽用CD-R20枚組を買ったのみ。

昼食は、久しぶりにマック。セットものを頼むとハンバーガー無料券をくれました。4人分セットを購入し、4枚ハンバーガー無料券をゲット。

その後、奥さんが、Loftで嵐のコンサート用に団扇と蛍光ペンを購入。

子供達にとって、池袋はかなりの人混みと感じたようで、人酔いをしてしまったようです。(田舎者まるだし)

音楽の方は、と言うと、今日はバッハの音楽を中心に聴きました。
鍵盤楽器のための協奏曲(ペライアの指揮&ピアノ)、フランス組曲集(シフのピアノ)、ゴールドベルク変奏曲(ペライアのピアノ)です。

ペライアとシフのバッハは、いつ聴いても素晴らしいですね。ペライアのゴールドベルク変奏曲は、ブルースペックCDにて、再発売されているようです。

それに関連して、、、
クラシック音楽を中心に、SHM-CD、ブルースペックCD、HQCDなどの、所謂「高音質CD」なるものが出ているようですが、本当に高音質なんでしょうか?非常に懐疑的です。聴いてもよくわかんないし…

PCやMacで、CDをCD-Rにダビングする機会があるのですが、ビットエラーなんてことはほとんど無く、完全にコピーが取れます。デジタルだから当たり前なのでしょうが。
オーディオ用のCDプレーヤは、通常パソコンのCDドライブより高価であり、CDの読み取り時にビット誤りなんて非常に想像しにくい。

高音質CDが前提にしているのは、通常のCDだとビットの読み取りエラーが発生しやすいということ。で、その対策をしたCDが高音質CDのようにいわれています。ただ、そもそもビット読み取りエラーなんて、通常のCDでもそんなに起きないし、起こってもらっちゃ製品の仕様上困る。

オーディオって、似非科学の固まりって噂を聞くのですが、高音質CDが普及しているのものその風潮のような気がします。

一方、SACDの方は、情報量自体が、通常のCDより多いので、高音質なのは、「ある程度」納得できます。

オーディオに関する知識は、下記のホームページが大変参考になります。感謝。

バッハ:ピアノ協奏曲第1、2、4番
ペライア(マレイ)
ソニーレコード (2001-05-23)
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バッハ:フランス組曲(全曲)
シフ(アンドラーシュ)
ポリドール (1997-10-25)
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バッハ:ゴールドベルク変奏曲
ペライア(マレイ)
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水曜日、シューマンの情熱に心うたれる

シューマンの曲(特にピアノ・ソナタ)は、体調や気分によって、入り込めるときとそうでないときがあります。
あまりに情熱的な曲想だからかもしれません。

具体的に、どういう時にシューマンのピアノ・ソナタと波長があうのかは、よくわからないけれど、今日は波長が合う日でした。

ピアノ・ソナタ2番ト短調を聴きました。

切迫感のある旋律、情熱的な音色、心をわしづかみにされました。
ペライアの演奏も見事。

シューマン:ピアノ・ソナタ第2番/シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番
ペライア(マレイ)
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シューベルト ピアノソナタ第19番

シューベルト最晩年に作られた3つのピアノソナタの内の1曲です(シューベルトは、31才で亡くなったので、「最晩年」といってもまだまだ若かったのですが…)。

しかもこの曲のみが短調(ハ短調)で書かれています。ハ短調という調性は、シューベルトが尊敬していたベートーヴェンの悲愴ソナタと同じです。

確かに、第一楽章の出だしなどは、悲愴ソナタと似ている部分もあるかと思いますが、その後は全くシューベルトの世界です。天国的な柔らかい旋律と現実の世界に引き戻されるような厳しい旋律が、深く心に刻まれます。二楽章、三楽章は、比較的穏やかな楽章ですが、シューベルトの「歌」がちりばめられています。四楽章は、タランテラで激しい旋律ですが、この曲の週末を飾る壮大な構成となっています。

シューベルトの優美な旋律に魅かれるも、甘ったるい音楽を聴きたくないような気分の時には、お勧めの曲です。

持っているCDは、ペライア盤とポリーニ盤。どちらも甲乙つけがたい。ペライアの流麗さ、ポリーニの重厚さ。気分によって、聞き分けるのもいいでしょう。

#シューベルト演奏では定評のある田部京子盤を近所の図書館から借りてきたのだか、まだきちんと聴けていない…

シューベルト:ピアノソナタ第19番&第20番&第21番
ペライア(マレイ)
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シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番&第20番&第21番
ポリーニ(マウリツィオ)
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シューベルト:ピアノ作品集-4 ピアノソナタ第19番/4つの即興曲作品142
田部京子
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ペライアのゴールドベルク変奏曲

ゴールドベルク変奏曲は、最も良く聴く曲の一つです。グレン・グールド新盤とカール・リヒター盤(チェンバロ)を良く聴いているということは、以前の記事で記述しました。

その後、94年録音のピーター・ゼルキン盤を入手し、しばらく愛聴盤になっていましたが、今はマレイ・ペライア盤が気に入っています。

一音一音確かめながら弾いているようなグールドの演奏とは異なり、ペライアの演奏は、指先が自由に舞っているようで、音がなめらかな印象です。低音部は強調されず、高音部の指使いが繊細で、聞いているものを疲れさせません。また、音の強弱は抑制がきいており、うるさい印象は与えません。

本来バッハが意図したゴールドベルク変奏曲は、グールドのような演奏ではなく、ペライアのような演奏かもしれません。

満足するゴールドベルク変奏曲を、また一枚入手しました。

バッハ:ゴールドベルク変奏曲
ペライア(マレイ)
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