カテゴリー : 2008年 12月

ゲルハルト・オピッツ ベートーヴェン ピアノ・ソナタコンサート

年末も、押し迫ってきました。

今日は、久しぶりに、コンサートに行ってきました。

ピアノ:ゲルハルト・オピッツ
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全32曲演奏会
場所:東京オペラシティ コンサートホール
曲目:ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 30,31,32番

いやぁ、非常によかった。今も、オピッツの奏でる音が頭の中を駆け巡っています。

プログラム自体、勿論名曲揃いだったのですが、この名曲を弾きこなしていたオピッツというピアニスト、ケンプに師事していただけのことはあり、その音色、構成力に圧倒されました。音が体中に響き渡り、演奏中は「この時間が終わらないでくれ、永遠に続いてくれれば…」と思いながら、聴いていました。

演奏の後に、サイン会を開催してくれて、パンフレットにサインをもらうとともに握手をして家路に。

久方ぶりにストレスのない、心の底から幸せな日を送りました。

やっぱり、名演奏家による生演奏はいいですねぇ。

ゲルハルト・オピッツ ベートーヴェン演奏会 パンフレット

プレイズ・アンコール
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ベートーヴェン 三大ピアノ・ソナタ

久々の更新です。

最後の更新から今まで、色々曲を聴いたりしていたけど、ブログの更新を怠っていました。

今日は、ベートーヴェンの、所謂「三大ピアノ・ソナタ」を聴きました。三大ソナタとは、以下です。

  • 第8番 ハ短調『悲愴』Op.13
  • 第14番 嬰ハ短調 『月光』 Op.27-2
  • 第23番 ヘ短調 『熱情』 Op.57

上記のソナタは、アシュケナージ、ポリーニ、ピリスなどを持っているのですが、今日はバレンボイム盤をゲットして聴いています。

バレンボイムの演奏は、どちらかというと繊細で、ポリーニとはずいぶん違うように思います。一音一音が細やかで、線が細い印象も与えますが、それがマイナス要因になってはいなく、聞き手へ美しい印象を与えています。特に、月光の第一楽章や悲愴の第二楽章の演奏は、白眉です。

あと、主観ですが、比較的テンポを自由にとっているような感じをうけました。あえて揺らぎをつけているような気がしています。

こういうベートーヴェンも、自分のレパートリーの中にあっても良いな、と思いました。
お酒を飲みながら聴くと、いい気分になれそう(笑)

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」
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