モーツァルト 弦楽五重奏曲 変ホ長調 K.614

ここ数日、モーツァルトの弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 を聞き込んでいます。

モーツァルトの弦楽五重奏曲といえば、第3番ハ長調と第4番ト短調が有名であり、私にとってもこの2曲はお気に入りの曲なのですが、この頃それに負けず劣らず第6番変ホ長調が好きになってきました。

ケッヘル番号が600番台であることからわかるように、モーツァルト最晩年の曲です。この曲が作曲された頃、彼の生計は逼迫しており、また病魔にも冒されつつあったのではないでしょうか。

しかしながら、この曲を聴くとそんな境遇は微塵も感じさせず、非常に美しく澄み切った楽曲です。「天上の調べ」という言葉がふさわしい音楽です。

同じく最晩年の曲である、クラリネット協奏曲や、魔笛の序曲に相通じるものがあります。

私が持っている、メロス弦楽四重奏団&ファルルリのCDは、この名曲の良さを余すことなく引き出していて、素晴らしい演奏です。
今は廃盤になってしまい、セットでしか販売されていませんが、レコード芸術の特選となっただけありますねぇ。

いまも、このブログを書きながら、頭の中はモーツァルトの音楽が駆け巡っています。

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