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シューベルト弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」

ここのところ、秋めいています。私の家の周辺でも秋雨らしきものが、シトシト降り続いています。しかし、気温が低くなったのはいいけど、天気はもっとよくなって欲しいですなぁ。

秋めいた日に、シューベルトの室内楽を聴きました。

この曲は、シューベルト自身が健康の衰えを自覚した直後の、1824年に作曲されたとされており、シューベルトらしい美しい旋律があるけど、暗い絶望感にとらわれているような作品。しかし、それでいて激しさも兼ね備えている。

第一楽章から、アルバン・ベルク四重奏団の精緻なアンサンブルに思わず引き込まれる。始まりは、ベートーヴェンの交響曲を思わせるように激しい。。。それでいて、ところどころに甘い旋律があるのがシューベルトらしい。でも、その甘さは不安定さを秘めている。

第二楽章は、非常に美しい。しかし、美しすぎて不気味…これって、乙女の死を表しているのか?シューベルトの面目躍如って感じです。旋律に縛られて、何もできない。ただ聴くだけという感じ。

第三楽章は、一転、この私をどこにつれて行ってしまうのだろう?という情熱のある曲。でも、すぐに終わってしまう。

第四楽章は、第三楽章と同じく、緊張感がある激しい演奏。畳みかけるリズムと迫力、所々見せるシューベルトの歌。最後まで緊張感が抜けない曲でした。それでいで、もう1回始めから聴きたくなる。

今日もまた、シューベルトの世界に引きずり込まれました。

また、演奏のアルバン・ベルク四重奏団、相変わらず精緻な演奏を聴かせてくれ、素晴らしいQuartetです。今年の7月に解散してしまったようですが、非常に惜しいですね。
ちなみに、彼らのモーツァルトの室内楽のCDも、大変素晴らしい演奏です。

シューベルト:弦楽四重奏曲第13番&第14番
アルバン・ベルク四重奏団
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シューベルト アルペジョーネ・ソナタ

アルペジョーネという楽器は、現代でお目にかかることはめったにない。19世紀初頭に作成された、6弦の弦楽器だそうな。弓を用いてチェロのような構えで演奏するが、重音を出すことが容易であり、24のフレットを持つなどギターの特徴も併せ持つとのこと。

よって、現代でこの曲が演奏されるときは、チェロがほとんどで、私が聞いているCDもチェロ。でも、チェロだろうがアルペジョーネだろうが、旋律が非常に美しいことにはかわりはない。メランコリックな旋律で、シューベルトの面目躍如といった感じ。思わず、うっとりと聴きこんでしまいます。

私が聞いているCDは、ミッシャ・マイスキー版。あぁ、美しい旋律。ワインを呑みながら聴いています。

セレナーデ〜マイスキー/シューベルト名曲集
マイスキー(ミッシャ)
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ブレンデルのシューベルトピアノソナタ21番

アルフレッド・ブレンデルのシューベルト ピアノソナタ集(ライブ盤)を入手しました。
CD2枚組で、18番(幻想)、9番、20番、21番が収録されています。

まず、21番を聴いてみました。
非常に良い!素晴らしい!
絶妙なテンポの取り方、旋律の揺らぎ、音の強弱、繊細な音色、私好みのシューベルトです。

ポリーニ、アシュケナージ、ペライアの演奏も良いけど、ブレンデルの演奏は、シューベルトのさすらい人の世界に非常に合っているように思います。

また1枚、名盤にふれられた喜び。 🙂

ただ、惜しむらくは、観客の雑音が入っているところがあることでしょうか。

ちなみに、ブレンデルブレンデル は、2008年で高齢を理由にピアニストを引退する事を発表しています。

シューベルト / ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D.894 「幻想」
ブレンデル(アルフレッド)
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シューベルト 即興曲

今日は雨。午前中に、マンション管理組合の総会に出席。たいだい発言する人は決まっている。

午後は、家族で図書館に行ってきました。CDのコーナーを見てみたら、シューベルトの即興曲集があったので早速借りました。演奏はツィマーマン。家に帰って、CD-Rへダビング。私が持っているのは、ピリス盤とシフ盤でしたので、新たなコレクションが増えて、ちょっと嬉しい。

同じ曲でも、演奏家によって、曲調が微妙(時によっては大きく)変わります。近ごろ、その違いを比較するのも楽しくなってきました。

どの演奏家のCDを聴いても、シューベルトの即興曲は名曲だということだけはよーく分かります。 🙂

シューベルト:4つの即興曲
ツィマーマン(クリスティアン)
ポリドール (2000-02-02)
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シューベルト:即興曲集
シューベルト:即興曲集

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ピリス(マリア・ジョアン)
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シューベルト:4つの即興曲
シフ(アンドラーシュ)
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シューベルト ピアノソナタ第19番

シューベルト最晩年に作られた3つのピアノソナタの内の1曲です(シューベルトは、31才で亡くなったので、「最晩年」といってもまだまだ若かったのですが…)。

しかもこの曲のみが短調(ハ短調)で書かれています。ハ短調という調性は、シューベルトが尊敬していたベートーヴェンの悲愴ソナタと同じです。

確かに、第一楽章の出だしなどは、悲愴ソナタと似ている部分もあるかと思いますが、その後は全くシューベルトの世界です。天国的な柔らかい旋律と現実の世界に引き戻されるような厳しい旋律が、深く心に刻まれます。二楽章、三楽章は、比較的穏やかな楽章ですが、シューベルトの「歌」がちりばめられています。四楽章は、タランテラで激しい旋律ですが、この曲の週末を飾る壮大な構成となっています。

シューベルトの優美な旋律に魅かれるも、甘ったるい音楽を聴きたくないような気分の時には、お勧めの曲です。

持っているCDは、ペライア盤とポリーニ盤。どちらも甲乙つけがたい。ペライアの流麗さ、ポリーニの重厚さ。気分によって、聞き分けるのもいいでしょう。

#シューベルト演奏では定評のある田部京子盤を近所の図書館から借りてきたのだか、まだきちんと聴けていない…

シューベルト:ピアノソナタ第19番&第20番&第21番
ペライア(マレイ)
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シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番&第20番&第21番
ポリーニ(マウリツィオ)
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シューベルト:ピアノ作品集-4 ピアノソナタ第19番/4つの即興曲作品142
田部京子
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シューベルト ピアノソナタ第16番 またまた

またまた、シューベルトピアノソナタ第16番の話題です。

本日、近所の図書館に行き、内田光子のシューベルト ピアノソナタ16番のCDを借りてきました。
(ジャケットの写真、インパクトあります…)
早速、CD-Rにダビング。
(あくまでも、個人で楽しむものとしてダビングです。)

これで、この曲で私が持っているCDは以下の4種類になりました。

  • マウリツィオ・ポリーニ盤(1974年録音)
  • ラドゥ・ルプー盤(恐らく1974年録音、もしかすると1979年録音)
  • リチャード・グード盤(1990年録音)
  • 内田光子 盤(1998年録音)

内田光子を聞いた印象は、1音1音丁寧に弾いているなぁって感じです。音の強弱や長短、それとテンポを意識(あるいは強調)して、弾いています。おそらく、ペダルも多用しているのではないでしょうか。聞いていると、いつの間にこっちも神経を集中してしまうよう演奏です。

私の好みとしては、以前に書いたようにポリーニ版がベストなのですが、このような真摯なシューベルトも、時には良いです。精神が落ち着いている時向けかなぁ。

あと、希望としては、マレイ・ペライアに、ぜひこの曲を録音してもらいたい!

#ペライアのシューベルト後期ピアノソナタ集のCDは傑作だと思うので、機会ががあったら今後ブログで触れます。

シューベルト : ピアノ・ソナタ 第16番 イ短調 D.845
内田光子
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シューベルト ピアノソナタ第16番 再び

先日、シューベルトの「ピアノ・ソナタ 第16番」を気に入っていると、日記に書きましたが、今でも時間があると、この音楽を聴いています。若き日のポリーニ盤を愛聴しているのですが、さて、他のアーティストはどんな演奏をしているのだろうと思い、地元の図書館でCDを借りてきました。

借りてきたのは、「リチャード・グード」盤と「ラドゥ・ルプー」盤。

グード盤の感想は、「ごつい…」。シューベルトというかベートーヴェンみたいに弾いている感じ。第1楽章のシンコペーション、走りすぎ…って印象です。骨太なシューベルトが好きな人にはいいのかもしれないけど、シューベルトはもっと優しく弾いて欲しいなぁ、と思いました。ただ、音質としては、グード盤が1番良い(録音が新しいので当然か)。

ルプー盤の方は、なかなか良い。繊細な感じで、この曲の叙情性をうまく表現している。シューベルトの旋律が歌うように流れています。ただ、ポリーニ盤に比べるとテンポを揺らしすぎの感じがして、ポリーニ盤に慣れている私としては、ちょっと違和感があります。ただ、グード盤よりかなり気に入りました。

今のところ、私の シューベルト ピアノソナタ16番の順位は以下です。

  1. ポリーニ盤 (1973年 録音)
  2. ルプー盤(1974年 録音)
  3. グード盤(1990年 録音)

デジタル録音された、ポリーニの「シューベルト 後期ピアノ・ソナタ集」が良かっただけに、ポリーニには16番の再録音を期待しています。

シューベルト ピアノソナタ第16番

ここのところ、プライベートでいろいろあって、インターネットに接続できない環境にいたりして、ブログの更新がおざなりです。今後もこんな状態が続きそう。

さて、
最近、気に入っている曲は、シューベルトのピアノソナタ第16番イ短調 D.845です。
ポリーニが若いとき(1973年)に録音したCDを聞いています。

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シューベルトのピアノソナタのCDは、何枚か持っているのですが、第16番は、「のだめカンタービレ」のドラマを見るまで知りませんでした。
最初聞いたときは、それほどインパクトを受けなかったのですが、繰り返し聞くうちに、シューベルトのメロディラインにはまってしまい、病みつきになってきました。

思わず深く、聞き入ってしまいます。

この頃は、職場でも聴いちゃったりしています。

内田光子やシフのCDも出ているので、機会があったら聴いてみたいですね。

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