カテゴリー : 2010年 1月16日

高橋アキさんが弾くシューベルト ピアノ・ソナタ第21番

今日は、高橋アキさんが弾くシューベルト ピアノ・ソナタ 第21番 D960 を聴きました。

この曲は、シューベルト最後のピアノ・ソナタであり、彼の死の三ヶ月前に作られたそうです。

そのせいかもしれませんが、曲全体に妙に澄み切った明るさがあります。明るさと言っても、脳天気なものでは無く、この世(此岸)の全てを悟りきった上での明るさといった、といったところでしょうか。

高橋アキさんの演奏は、どちらかというと遅めで、音の一粒一粒を丁寧に弾いている気がします。また、音と音の切れ目を意識しているようで、一つ一つの音がとてもきれい。また、感情が入りすぎてないところも、シューベルトの旋律をそのままさらけ出してくれているようで、すっと音楽に入り込めます。

特に、4楽章は、特にさらりと弾いている印象がつよく、そこが透明感の強い演奏に繋がっており、心に染みました。

録音も良く、ベーゼンドルファー  290 Imperialの音色がシューベルトの音楽にジャストフィットです。

数あるシューベルトのピアノ・ソナタ第21番の中でも、必聴の価値があるCDだと思います。

シューベルト:ピアノ・ソナタ集 D.960&664
高橋アキ
(株)カメラータ・トウキョウ (2007-09-20)
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