ワンダフル・ライフ

この前のブログで、古生物学がマイブームで、「大むかしの生物 (小学館の図鑑NEO)」がお気に入りの本だと書きました。しかしながら、もうちょっと学術的で詳しい本が欲しいなぁとも思い始めていました。

そこで、つい先日、会社の帰りに池袋の本屋に立ち寄り、進化関係の本棚を見ていたら、手ごろな本がありました。「ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)」という本です。もちろん、思わず買ってしまいました。非常に面白く読め、もう読み終わってしまいました。

この本は、生命の歴史における「偶然性」を大変強調している本です。『人間が、今、こうして地球上の生物のトップに君臨しているのは、こうなるべくしてなったのではなく、偶然に過ぎない。カンブリア紀に存在していた脊索動物が、たまたま絶滅しなかったからに過ぎない』というようなことを述べています。つまり『人間はこの地球上に出現すべくして出現した特別な存在』ではないのです。

また、現在地球上に生きている生物の体の根本的な構造は、カンブリア紀のそれより多様性の面では劣っているそうです。カンブリア紀に爆発的に生命の実験が行われました。その後に、偶然性が加味された悲運多数死によって、構造の幅が狭められて今日に至っているとのこと。

奇妙奇天烈な古生物のイラストも大変素敵です。

非常に面白い本ですので、生命の進化、歴史に興味のある人にはお勧めです。

ただ、この本の著者「グールド」のように、進化における「偶然性」をあまり重視しない生物学者もいる(例えばドーキンス)とのことなので、そういう生命学者の本も今後読みたいと思っています。

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