厚生年金基金の未請求問題

厚生年金基金厚生年金基金 で、基金の年金を受け取る権利があるのに受給請求をしていない人が13万7000人に上っているとのことです。ちょっと驚きです。

厚生年金基金とは、老齢厚生年金の一部を代行し、さらに老齢厚生年金の報酬比例部分を上回る独自の上乗せされた給付を行う法人です。老後において、加入員の生活の安定と福祉の向上を図ることを目的としています。

なお、基金が支給する給付を受ける権利は、権利を有する者の「請求」に基づいて、基金が「裁定」します。 よって、基金の受給権を取得したにも関わらず、請求を怠ると年金が貰えません。

この「請求」という制度、国にとっては都合が良いのかもしれませんが、年金を貰えるか貰えないかはこの制度が続く限り、あくまで「自己責任」となってしまうのでしょう。

izaの記事

 代表的な企業年金の「厚生年金基金」で、基金の年金を受け取る権利があるのに受給請求をしていない人が13万7000人に上り、累計で966億円が未払いとなっていることが28日、厚生労働省の調査で分かった。

 大企業が各社でつくる基金と違い、中小企業が業界ごとに設けた「総合型」で未払いが多く、本人が受給権を知らずに請求していないとみられる。各基金が住所を把握できていない人も3万6000人に上っており、年金受給に関する通知が届いていない可能性が高い。

 厚生年金基金には、厚生年金の一部を国に代わって運用・給付する「代行部分」も含まれることから、国の監督責任も問われそうだ。

 厚労省は、解散や代行返上を予定している基金を除く621基金を対象に、今年3月末の状況を調べた。

 未払い分の平均年金額は20万3000円(年額)。半数は10万円未満だが、30万円以上の人も25%強いた。平均加入期間は8・4年。

 厚生年金基金の受給者は3月末現在、233万人で、年金受給額は8945億円(同)。

 転職などで同基金を脱退した人の年金資産は「企業年金連合会」に移るが、同連合会でも約124万人分、1554億円の未払いが既に判明している。

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